iOS17.3・iPadOS17.3リリース

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Appleは、iOS17.3・iPadOS17.3をリリースしました。

iOS17.3で最大の改良点は、「盗難デバイスの保護」の導入です。

"盗難デバイスの保護"で、iPhoneの盗難対策を強化し、特定の操作を実行するときにパスコードを使用せずにFace IDかTouch IDを要求することで、iPhoneとApple IDのセキュリティを強化しています。

また、セキュリティ遅延機能により、Apple ID（iCloud）のサインアウトや盗難デバイスの保護をオフにするには、１時間経過してから生体認証を再度行う必要があり、セキュリティ遅延の完了通知が届いたあとから操作を実行できるようになります。

この機能により、第三者によってiPhoneのパスコードロックが解除されてしまっても、一部の画面やApple IDのサインアウト等には生体認証が必要になるため、セキュリティは強固になります。

ただし、自身がApple IDのサインアウトする際などにも、セキュリティ遅延を待つことが要求されるため、その点を含めて機能を利用するかどうか考えるようにしてください。

iOS17にアップデート出来ない機種向けには、iOS16.7.5及びiOS15.8.1がリリースされているようです。

いずれも悪用の事実のあるゼロデイ脆弱性の修正がされているようですので、早目にアップデートするのが良いようです。

iOSのアップデートは

・PCのiTunes経由のアップデート(全体アップデート)

・iPhoneのWiFiで直接アップデート(差分アップデート)

の2通りあり、PCをお持ちの方は極力PC経由でアップデートした方がトラブルは少なく、快適に動く傾向があります。

PC経由の場合はOSデータを全てダウンロードするのに対して、iPhone単体では修正部分だけをダウンロードするためです。

iPhone単体でアップデートされる場合は、通信環境の良い状態で実行しましょう。

途中で通信が不安定になると、アップデートに失敗し最悪の場合はiPhoneが立ち上がらなくなります。

長くiPhoneを使用していて、iTunes経由でアップデートされていない方は、iTunesでの全体アップデートを試してみては如何でしょうか？

事前にバックアップを取っておくと、より安心です。

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